暑い!としか言えないような猛暑の日々ですね。スポーツ活動中に限らず家で過ごしているだけでも熱中症の危険はあります。規則正しい生活リズムの維持と十分な水分補給をお忘れなく。
熱中症に限らず病気やケガは発症してからでは手遅れです。時間を費やして治療するしかありません。身体が思うように動かず精神的にも苦しみます。育成年代の競技スポーツに取り組んでいる方は、治療期間中は試合やトレーニングもできず選手としての成長が停滞してしまします。大怪我だと選手生命にかかわることもありスポーツ界にとっても、社会的にも大きな損失となります。
誰もが治療には積極的ですが、重要なのは「予防」です。日々の身体と心のケアは十分ですか?オーバーワークに陥り疲労を感じていませんか?ケガや病の予防を考え、通常のコンデションを把握・維持するほうが労力も時間も少なく損失もありません。
スポーツ医学の分野でも予防に関するデータの蓄積や予防プログラムの実施、現場との連携が始まっています。しかし熱中症予防や禁煙の奨励、成人病予防の対策を除いて生活レベルにまでは浸透しきっていません。整形分野はこれからといったところです。
ご自身の身体の変調はご自身にしかわかりません。病気やケガでつらいのはご自身です。身体こそが一番大切な財産です。
2018.8 くすのき瓦版掲載 「子どもの元気はたからもの」より
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